「食品リサイクル・ループ」とは、食品リサイクル法に基づく再生利用事業計画の取り組みの一環で、地域で完結する循環型モデルのこと。
食品工場や店舗で排出された食品残渣(惣菜や野菜くずなど)を認定業者が収集・運搬。
混合発酵でリサイクルされた液体飼料となって豚が育てられ、その豚肉が工場や店舗に運ばれる・・・という、あらゆる方向で無駄の少ない理想的な循環型モデルです。

※私ども株式会社イガ再資源は、食品リサイクルの受け皿となる「再生利用事業」登録を、東海農政局、中部地方環境事務所より受けております。
また「リキッド・フィード」実証済みです。


リサイクル・ループのイメージ図。
以下に、それぞれの役割と、作業の流れを紹介していきます。

食品製造&販売

発生を抑制する
ここで該当するのは、

  • スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売販売店
  • 食品の製造、加工を行う工場
  • 飲食店
であり、食品の製造や調理過程で生じるものを「加工残渣」、食品の流通過程や消費段階で生じる売れ残りや食べ残しを「食品廃棄物」と呼んでいます。
まずこの該当企業体、そして消費者には、この加工残渣、食品廃棄物そのものの「発生の抑制」が求められています。
それでも発生してしまった食品廃棄物、残渣は、食品循環資源として以下のように再生利用されます。

収集運搬

地域の中で効率的に循環
廃棄物とはいえ食品を扱いますので、衛生面の管理が求められます。
食品廃棄物、残渣の収集・運搬は、地方自治体の許認可を受けた専門業者が、専用の「食品リサイクル対応車両」にて行います。

再資源化処理

再生する
私ども「イガ再資源」は、食品リサイクルを受託する受け皿として食品廃棄物の再利用「食品リサイクル・ループ」の取組みを行う事業所であり、また食品循環資源の飼料化を推進する「リキッド・フィード」実証済みです。
私どもの工場は、地域から運ばれてきた食品廃棄物、残渣は、私どもの工場で「選別」「混合」「発酵」の過程を経て、リキッドフィーディング(液状飼料)へとリサイクルされます。
その処理は、非加熱であり、CO2の排出量を抑えることができます。

養豚農場

当社のグループ企業である養豚場「株式会社トントンファーム」では、リサイクルされたリキッドフィーディング(液状飼料)によって常時2000頭の豚が飼育されています。
乳酸菌をたっぷりと含んだリキッドフィーディングを食べて育った豚は、腸が丈夫になり、健康です。 こここで育った豚たちは、安全・健康の食肉として、再び加工工場、販売店へと戻っていくことになります。

地域密着型の循環型モデル・・・
それが私たちがめざす「食品リサイクル・ループ」なのです!